slide01 slide02 slide03 slide04

パラリンピック

パラリンピックは、 国際パラリンピック委員会と開催地のオリンピック組織委員会が共催となり、身体障害者(上肢・下肢および欠損、麻痺など肢体不自由、脳性麻痺、視覚障害、一部競技によっては知的障害も含む)を対象とした世界最高峰の障害者スポーツの総合競技大会です。

大会の起源は、 ドイツ人医師ルードヴィッヒ・グッドマン博士が中心となり、1948年にロンドンのストーク・マンデビル病院内で開かれた「ストーク・マンデビル競技大会(アーチェリー競技、参加者16名)」とされています。第2次世界大戦で負傷した兵士たちのリハビリテーションの一環として行われたこの大会が回を重ねて1952年に国際大会となり、1960年にはオリンピックに合わせてローマで開催され、1988年のソウルオリンピックからはオリンピック直後に同じ会場で開催されるようになりました。

「パラリンピック」という名称は、元々「パラプレジア(Paraplegia=脊髄損傷等による下半身麻痺者)+「オリンピック(Olympic)」の造語とされていましたが、1985年に国際パラリンピック委員会が「パラレル(Parallel=もうひとつの)」+「オリンピック(Olympic)」という意味として大会名に用いることを正式に決定し、1988年のソウルオリンピックから「パラリンピック」と呼称、標記するようになりました。これに伴い、1960年にローマで開催された競技大会を「第1回パラリンピック」として以降大会の回数順をカウントしています。

2021年の東京パラリンピックには、仙台市にゆかりのある方では車いすバスケットボールチーム「宮城MAX」に所属している豊島英選手(福島県出身)、藤本怜央選手(静岡県出身)、萩野真世選手(仙台市出身)、バドミントンの鈴木亜弥子選手(埼玉県出身、七十七銀行所属)、亀山楓選手(仙台市出身)、車いすフェンシングの松本美恵子選手(仙台市出身)、役員としてバドミントンの草井篤コーチ(仙台市出身)、柔道(男子)の遠藤義安監督(南三陸町出身)、柔道(男子)の野田克海コーチ(仙台市出身)、射撃の羽田順一コーチ(仙台市出身)、車いすテニスの三浦雄一ヘッドコーチ(仙台市出身)が日本代表として参加します。

※「宮城MAX」…仙台市を拠点に活動している車いすバスケットボールのクラブチーム。当協会の加盟団体です。


過去の開催大会および今後の開催予定

2024年(第17回夏季パラリンピック)
フランス・パリ開催
2022年(第13回冬季パラリンピック)
中国・北京開催
2020年(第16回夏季パラリンピック)(2021年8月24日(火)~9月5日(日)に延期)
東京開催
2018年(第12回冬季パラリンピック)
韓国・平昌(ピョンチャン)開催
2016年(第15回夏季パラリンピック)
ブラジル・リオデジャネイロ開催

実施競技

夏季22競技

アーチェリー カヌー
陸上競技 射撃
ボッチャ 水泳
自転車 卓球
馬術 シッティングバレーボール
5人制サッカー(ブラインドサッカー) 車いすバスケットボール
ゴールボール 車いすフェンシング
柔道 車いすラグビー
パワーリフティング 車いすテニス
ボート トライアスロン
バドミントン テコンドー

冬季6競技

アルペンスキー アイスホッケー(旧アイススレッジホッケー)
バイアスロン 車いすカーリング
クロスカントリースキー スノーボード

※2020年度現在の競技種目